痛風>痛風を放置していたらどうなるの？

実はこの痛風、発作が出るとかなりの痛みを感じますが、
2~3日放置していると、だんだんと痛みが無くなっていきます。
ですので、多くの方が
「もう治ったのかな？」と感じて治療をしない人が多いのです。
しかし、ほっといたら大変なことになってしまいます。

まず、尿酸値が低下したわけではないので、
また次期に発作がやってきます。
これを放置し続けると、だんだんと発作の間隔が狭くなり、
関節が破壊されていきます。
さらに炎症が治らないうちにまた炎症を起こすようになるので、
慢性的な関節炎となってしまいます。

こうなると、起きやすくなるのが痛風結節です。
痛風結節とは、尿酸が関節以外の皮下部分にたまり、
コブ状になってしまう状態です。

また、尿酸の結晶は腎臓の中にもできて、
腎機能にも影響を与えます。
また尿中の尿酸量が増加し、溶けにくくなるので、
尿路の中に結石ができてしまうことがあります。
これを尿路結石といい、
尿が流れないと腎臓にますます害を与えます。
最悪の場合は腎不全となってしまい、透析が必要になります。

痛風をほっておくとこんな大変な状態になってしまいます。
早めの治療を心がけましょう！