痛風>偽痛風とは？その症状と原因

皆さんは、「偽痛風」という言葉を聞いたことがありますか？
ニセの痛風と言うくらいですから、症状がとてもよく似ています。
しかし、その原因は痛風とはまったく違うものです。
もし当てはまるならば、一度病院で診てもらいましょう。

原因は、痛風は「尿酸」の蓄積ですが、
偽痛風の場合、
「ピロリン酸カルシウム」という物質が結晶化して発症します。
ですので、痛風と間違われやすい症状が出ますが、
「尿酸値」を調べてみても、
特に異常が見られないということがあります。

この偽痛風は年齢とともに多く見られ、
60歳以上で多く、痛風のような男女差はありません。
原因は、実は特にわかっていません。
しかし、遺伝、変形性関節症、関節リウマチ、
副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などが原因と
考えられています。

症状としては、主に「関節の痛み」として表れます。
特にすぐ治療しなければならないわけではありませんが、
関節液を排液したり、
ステロイドを関節内に注射したりするのが有効です。
気になる方は一度病院へ行かれることをお勧めいたします。