痛風>痛風の原因である高尿酸血症の治療方法

それでは、続いて尿酸値を下げるための処方薬を紹介しましょう。
そのような処方薬のことを、尿酸降下薬と言います。
尿酸降下薬には、作用によって分類でき、
2種類のものがあります。

?尿酸排泄促進薬
この名の通り、
尿酸を体外に排出して尿酸値を下げる働きがあります。

尿酸は体内でいったん毛細血管の細胞壁から出ますが、
再び吸収されて、
結局ほとんどがまた体内に取り込まれてしまいます。
この再吸収を抑えて排泄するように働きかけるのがこの
薬であり、ベンズブロマノンなどが有名です。

?尿酸生成抑制薬
これは尿酸の生成を抑制する薬です。
プリン体が尿素に代わる時に働く酵素を阻害して、
血中や尿中の尿酸値を下げます。
有名なものとして、アロプリロールなどがあります。

いずれの場合も、医師の処方に従って正しく服用しましょう。
中には腎障害がある人などには中毒症状が出てしまうものも
ありますので、勝手な服用や勝手に飲むのをやめるようなことは
絶対にやめましょう。